「我々はウクライナのためにプレーする」 サッカークラブCEO
(CNN) ウクライナのサッカークラブ「シャフタル・ドネツク」は16日、ドネツク州マリウポリで戦った兵士やその家族を支援するための2500万ドル(約32億円)のプロジェクトを立ち上げた。
「ハート・オブ・アゾフスターリ」と名付けられた取り組みは、クラブのスター選手ミハイロ・ムドリク(22)がイングランド・プレミアリーグのチェルシーに移籍したことで始まった。アゾフスターリはマリウポリにある巨大な製鉄所で、そこではウクライナの人々が強制的に避難させられるまで、数カ月にわたるロシア軍の包囲を耐え抜いた。
クラブのリナト・アフメトフ会長は、活動資金について、医療や補装具、精神面のサポートの提供などさまざまな用途に使われると述べた。
クラブの発表によれば、クラブは、ムドリク選手の移籍によって、ウクライナ史上最高額となる移籍金7500万ドルと出来高3500万ドルを受け取る。