英陸上リレー選手に銀メダル返還命令、東京オリンピックでドーピング違反

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東京五輪の陸上男子400メートルリレーに出場した英国の選手ら(左端はチジンドゥ・ウジャ選手)=2021年8月7日、東京/Javier Soriano/AFP/Getty Images

東京五輪の陸上男子400メートルリレーに出場した英国の選手ら(左端はチジンドゥ・ウジャ選手)=2021年8月7日、東京/Javier Soriano/AFP/Getty Images

(CNN) 英オリンピック委員会(BOA)は14日、スポーツ仲裁裁判所(CAS)から、東京オリンピックの陸上男子400メートルリレーで獲得した銀メダルを返還しなければならないと告げられたと発表した。

CASは今年2月、英国のチジンドゥ・ウジャ選手にドーピング規定違反があったと認定した。同選手は検査で2種類の禁止薬物について陽性反応が出ていた。その結果、東京オリンピックで陸上男子400メートルリレーに出場したウジャ選手を含む4人の銀メダルが剥奪(はくだつ)された。ウジャ選手は100メートルも失格となった。

BOAのアンディ・アンソン最高経営責任者(CEO)は「メダル、表彰状、バッジの返還を求めなければならなかったことを悲しく思う。特に3人の選手は、自分たちには何の落ち度もなかったにもかかわらず影響を受けた」としながらも、「だがCASの裁定には従わなければならない」と強調した。

発表によると、銀メダルは東京オリンピックで3位になったチームに改めて授与される。8月の大会ではカナダが銅メダルを獲得していた。

ウジャ選手は2月に英国陸連を通じて発表した声明の中で、CASの裁定を受け入れると表明し、禁止薬物と知っていて服用したわけではないと強調、陽性反応は「汚染されたサプリメント」が原因だったと釈明していた。

「チームメートはずっと頑張ってきて、間違いなくメダルに値するのに、そのメダルを失わせる状況になったことを申し訳なく思う。私は一生、そのことを悔やみ続ける」とウジャ選手はコメントしている。

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