世界の覇権に照準、中国「ラグビー革命」<3> さらなる飛躍のために

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香港で毎年開催される7人制ラグビーの国際大会「香港セブンズ」

香港で毎年開催される7人制ラグビーの国際大会「香港セブンズ」

(CNN) ラグビー界で強豪国の一角に食い込むことを目指す中国。まずは7人制(セブンズ)の大会で結果を出し、次いで15人制のカテゴリーで躍進を遂げる青写真を描く。

前回「世界の覇権に照準、中国「ラグビー革命」<2> 『国民的スポーツ』への取り組み」はこちら

中国はラグビーの弱小国の1つだ。15人制ラグビーの世界ランキングは68位で、台湾の1つ下、パプアニューギニアの1つ上という位置づけ。しかし、セブンズなら世界の舞台により早く手が届きそうだ。

中国は、香港で毎年開催される7人制ラグビーの国際大会「香港セブンズ」ですでに大きな存在感を示している。また、中国本土(恐らく上海)でセブンズのトーナメントを開催しようという動きもある。

世界のラグビー協会を統括するワールドラグビーのブレット・ゴスパー最高経営責任者(CEO)は、もし開催されるとしたら、当初は公式の日程を避けたシーズン最後のセブンズのイベントという形になるだろう、と述べている。

ゴスパー氏は、「15人制よりもセブンズのチームの方がより早く世界と戦えるレベルに到達できるのは間違いない」とし、さらに「中国代表は男女ともに4年以内にそのレベルに達するだろう」と付け加えた。

また今後、多くの海外選手や経験豊富なコーチが中国に流入すれば、中国ラグビーのレベルアップの一助になるだろう。これは、中国の一流サッカークラブではもはや慣習となっている。

ラグビーの日本代表もこの方法で強豪に上り詰めた。日本代表は2015年のW杯で、過去2度の優勝を誇る南アフリカを破り、さらに昨年のリオ五輪でも男子セブンズ代表が準決勝進出を果たした。W杯と五輪のどちらの日本代表も日本人選手と帰化した外国人選手で構成されていた。

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