仏、サッカー欧州選手権へ向け厳戒 ウクライナで逮捕者も

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エッフェル塔をバックに、欧州選手権の優勝トロフィーをかたどったオブジェが立つ

エッフェル塔をバックに、欧州選手権の優勝トロフィーをかたどったオブジェが立つ

(CNN) フランス当局は同国で10日から開催されるサッカー欧州選手権(ユーロ2016)に向け、銃撃や遠隔爆破、爆弾搭載の無人機や化学兵器など、あらゆる手口のテロに備えて厳戒態勢を敷いている。

ウクライナの保安当局は6日、欧州選手権の前や開催中に仏国内で複数のテロを計画していたとして、仏国籍の男1人と共犯者1人を逮捕したと発表した。

過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」は欧州選手権をテロの標的にすると明言している。欧州選手権にはISISと戦う有志連合の国々を含め、計24の国と地域が参加する。

オランド仏大統領は5日、ラジオ局とのインタビューで「100%の安全と危険ゼロを保証するのは不可能だ」と述べ、「脅威は存在する」と強調した。

仏当局は昨年11月のパリ同時多発テロで出した非常事態宣言を7月末まで延長した。宣言下では警察が危険人物を自宅拘禁する権限が強化され、デモや集会の禁止も可能になる。

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