中田英寿氏にCNNがインタビュー、世界を旅して日本に戻る

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「W杯でプレーすることは自然なことで、単なる次へのステップだった。特別なものではなかった」

「W杯でプレーすることは自然なことで、単なる次へのステップだった。特別なものではなかった」

「日本について多くの人や友人から聞かれたのに、自分には答えられなかった」と中田氏は言う。日本文化を世界に伝えることを自らの役割と考え、日本酒をプロデュースするなどの活動に力を入れている。

「日本を旅して日本文化を学ぼうと思った。だからこの5年間かけてすべての都道府県を回り、職人や農家、蔵元を訪ね、優れたホテルやレストランとはどんなものかを見極めようとしてきた。友達に教えるためだけに」

中田氏のW杯へのデビューは日本が初出場した1998年のフランス大会だった。当時21歳。「最初はアルゼンチン戦で、非常に難しい試合だった。だが同時に失うものもなかった」と言う。

日本代表は1次リーグで敗退したものの中田氏のプレーは注目を集め、翌シーズンからはイタリアの1部リーグ(セリエA)のペルージャに移籍することになる。

「文化的に全く異なる国だったから、言葉を学ぶのも生活を学ぶのも大変だった」と中田氏は言う。「だがサッカーは変わらない。だからサッカーをやることだけに集中した」

中田氏はイタリアでいくつものクラブを渡り歩いた。そのなかで所属クラブのセリエA優勝やコッパ・イタリア優勝に貢献する活躍をした。

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