アームストロング氏の7連覇タイトルはく奪と追放処分 国際自転車競技団体

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ランス・アームストロング氏

ランス・アームストロング氏

(CNN) 国際自転車競技連合(UCI)は22日、ドーピング違反を指摘されたランス・アームストロング氏(41)が自転車ロードレースのツール・ド・フランスで獲得した7連覇のタイトルをはく奪し、自転車競技から追放する処分を決めたと発表した。

記者会見したUCIのマクウェイド会長は、「自転車界でランス・アームストロング氏の居場所はなくなった」と通告した。

これに先立ち米国の反ドーピング機関は、アームストロング氏がプロの自転車選手としてドーピングにかかわっていたことを示す膨大な証拠があると認定。これに対し、アームストロング氏は一貫して無実を訴えていた。

フランス自転車競技連盟はUCIの決定を受け、アームストロング氏がツアー優勝で獲得した賞金295万ユーロ(約3億円)の返還を求めると表明した。

さらに、同氏のツール・ド・フランス優勝に対し多額の報奨金を支払っていた保険会社の米SCAプロモーションズは、アームストロング氏に対して報奨金の返還を求める法的措置を検討していることを明らかにした。請求金額は計1200万ドル(約9億6000万円)に達する可能性がある。

アームストロング氏のドーピング違反をめぐっては、これまでにスポーツ用品大手のナイキなど、大手企業が相次いでスポンサー契約解除を発表。22日にはサングラスなどの用品を提供していたオークリーが新たに契約打ち切りを発表した。ただし、がん患者の闘病を支援するランス・アームストロング財団の支援は続ける方針だとしている。

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