アフガン首都ホテル襲撃、18人死亡 タリバーンが犯行声明

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

アフガン首都でホテル襲撃

カブール(CNN) アフガニスタンの首都カブールで武装集団がホテルを襲撃した事件は、事態収拾が宣言された12時間後までに少なくとも18人が死亡したことが22日までに分かった。アフガン当局が明らかにした。

アフガン内務省の報道官によると、死者のうち14人は外国人で4人はアフガン人だった。さらに、現場へ出動した治安部隊が犯行グループの4人を殺害した。ホテルからは外国人41人を含む153人が救出された。

カブール警察の責任者は死亡した外国人の国籍について、ウクライナが9人、ギリシャ、ドイツ、カザフスタンが各1人で、残る2人は不明だと述べた。また民間人4人を含む10人が負傷したという。

内務省報道官によると、治安部隊は現場にだれも残っていないことを確認するため、6階建てのホテルを1フロアずつ見回った。同報道官は犯行グループについて4人で全員との見方を示したが、反政府勢力タリバーンが犯行声明を出し、実行犯は5人だと主張した。

一方、内務省はパキスタンを拠点とするタリバーン系組織「ハッカニ・ネットワーク」による仕業との見方を示している。

武装集団は20日午後9時ごろにホテルを襲い、21日朝になっても治安部隊との銃撃戦が続いた。内務省が事態収拾を宣言した後も、地元テレビ局はまだ実行犯2人がホテル内に残っていて、銃声が聞こえると伝えた。

ウクライナのポロシェンコ大統領は声明で「ウクライナ市民、航空会社の従業員らがテロ攻撃の犠牲になった」と述べた。

ティラーソン米国務長官は21日の声明で襲撃を非難し、アフガンを引き続き支援すると表明した。

パキスタン外務省も「あらゆる形のテロを強く非難する」との声明を発表した。

「World」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]