ロシア、米外交官ら755人削減へ プーチン氏が確認

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プーチン大統領がロシア駐在の米外交官らを退去させる方針を確認

プーチン大統領がロシア駐在の米外交官らを退去させる方針を確認

モスクワ(CNN) ロシアのプーチン大統領は30日、ロシアに駐在する米外交官ら計755人を削減する方針を確認した。米議会が先週可決した対ロシア制裁強化法案に対抗する措置とみられる。

ロシア国営メディアが伝えたところによると、プーチン氏は同国駐在の米外交官や技術職員「1000人前後」のうち755人に「国内での活動停止」を求めると述べた。

米国のオバマ前政権は昨年末、ロシアによる大統領選介入疑惑などに対する制裁として、同国の外交官35人を追放し、米国内の関連施設2カ所を閉鎖した。

ロシアは当時、制裁への対抗措置を見送っていた。しかし米議会が新たな制裁法案を可決したことを受けて、ロシア外務省が28日、同国駐在の米外交官らを駐米ロシア要員と同じ455人まで削減するよう要求。期限を9月1日に設定していた。

国営メディアによれば、プーチン大統領は以前から米国との関係改善を期待していたが、「状況はすぐには変わらない」との判断に至ったという。

ロシアのリャブコフ外務次官は30日、米ABCテレビとのインタビューで、米国が関係悪化の方向に動くなら同等の対抗措置を取ると明言する一方、「私が米国に言いたいのは、自国の利益にならないからやめておけということだ」と話していた。

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