「猛毒のヘビ」がコートに侵入、元全米覇者のテニスの試合中断 豪

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ドミニク・ティーム(写真)とジェームス・マッケイブの試合中に毒ヘビが出現し、試合が中断/Darren England/EPA-EFE/Shutterstock

ドミニク・ティーム(写真)とジェームス・マッケイブの試合中に毒ヘビが出現し、試合が中断/Darren England/EPA-EFE/Shutterstock

(CNN) 30日に行われた男子テニス・ブリスベン国際の予選1回戦で、元世界ランク3位で全米オープン優勝経験者のドミニク・ティーム(オーストリア)がジェームス・マッケイブ(オーストラリア)に辛くも勝利したが、その試合中、コート内に毒ヘビが侵入し、試合が中断するアクシデントがあった。

ティームは試合後のインタビューで「動物は大好きで、特に変わった動物が好き」と述べ、「しかし、あれは猛毒を持つヘビだそうで、しかもボールキッズに近づいていたので、非常に危険な状況だった」と振り返った。

ティームは「あんな経験は初めてで、二度と忘れることはないだろう」と付け加えた。

プロテニス選手協会(ATP)によると、このヘビはイースタン・ブラウン・スネークと呼ばれるヘビで、第1セットの終盤にコートに侵入し、専門業者が捕獲したという。

イースタン・ブラウン・スネーク。オーストラリア東部に広く生息する/William West/AFP/Getty Images
イースタン・ブラウン・スネーク。オーストラリア東部に広く生息する/William West/AFP/Getty Images

オーストラリア博物館のウェブサイトによると、イースタン・ブラウン・スネークはオーストラリア東部に生息し、同国に生息するヘビの中で咬傷(こうしょう)による死亡者が最も多いという。

試合は、一時マッケイブがリードしたが、最終的にティームが逆転勝ちを収めた。

ティームは試合後、「今日のような勝利は非常に重要。調子はあまり良くなかったが、それでも勝利を引き寄せられて良かった」と感想を述べた。

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