火星探査機から届いた最後の「自撮り」、間もなく永遠の休息へ

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2019年3月と4月に撮影されてつなぎ合わせた画像と比べるとソーラーパネルに塵がより蓄積したことがわかる/NASA/JPL-Caltech

2019年3月と4月に撮影されてつなぎ合わせた画像と比べるとソーラーパネルに塵がより蓄積したことがわかる/NASA/JPL-Caltech

インサイトの太陽電池パネルに降り積もる火星の赤い塵は増え続けている。火星は冬を迎えて大気中に舞い上がる塵が増え、状況は一層の悪化が予想される。

そうした浮遊粒子に遮られて、インサイトの動力となる太陽光発電に必要な太陽光は届きにくくなった。現在の延長ミッションは今年12月まで続く見通し。主な目標は最初の2年で達成していた。

最後の自撮り写真には、インサイトを覆う塵の量が18年12月と19年4月の写真に比べて大幅に増えた様子が写っていた。

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