施設の野生馬67頭、「感染力の強い未知の病気」で死ぬ 米コロラド州

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飼育施設の野生馬=米コロラド州キャニオンシティ/Bureau of Land Management

飼育施設の野生馬=米コロラド州キャニオンシティ/Bureau of Land Management

(CNN) 米内務省土地管理局は、コロラド州にある野生馬の飼育施設で、感染力の強い原因不明の病気のために馬67頭が死んだと発表した。感染症の流行を受け、同施設は自主的な隔離措置に入った。

土地管理局の発表によると、同施設はコロラド州キャニオンシティにあり、放牧地から集めた野生馬2550頭を飼育している。

感染症の流行は今月23日から始まり、同局が自治体や国と連携して死因の解明に当たっている。特に昨秋、ウェストダグラス地区から集められた馬の被害が最も大きいという。

現場では獣医師が診断や治療を支援し、症状のある馬は隔離されている。

土地管理局のウェブサイトによると、同施設は1971年以来、健全な個体数を保ちながら公有地を守る取り組みの一環として、コロラド州の公有地から約4400頭を収容してきた。集められた馬は里親を探し、里親が見つからなければ放牧場で飼育されている。

これに対して野生馬の保護団体は、馬たちが自然の生息地から引き離されて劣悪な環境で飼育されているとして批判してきた。保護団体の代表は26日、キャニオンシティの馬が死んだのは「非人道的な駆り集めの直接的な結果」だと語った。

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