火星探査機キュリオシティ、岩石層で「自撮り」

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岩石層で「自撮り」するNASAの火星探査機キュリオシティ/JPL-Caltech/MSSS/NASA

岩石層で「自撮り」するNASAの火星探査機キュリオシティ/JPL-Caltech/MSSS/NASA

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)の火星探査機「キュリオシティ」がこのほど、好奇心をかきたてる岩石層で「自撮り」を行ったことがわかった。

キュリオシティは今月16日と26日、ロボットアームを使って60枚の画像を撮影し、「マストカム」で「Mont Mercou」と呼ばれる岩石層の画像を11枚撮影した。この名前はフランス南東部のノントロン村近郊の山にちなんだもの。

キュリオシティの左に、高さ約6メートルの露頭が見える。キュリオシティは岩石層近くの岩の試料を採取するためにドリルを利用した。これまでにキュリオシティが集めた30個目の試料となった。

キュリオシティはドリルを使って資料を粉状にして、探査機の計器に入れる。そうすることで科学者は地域の岩の成分について探査機の計器からのデータを分析できるようになり、火星の過去に関する新しい視野が広がるかもしれない。

この地域の岩は粘土層が豊富な場所から硫酸塩が豊富な場所へと変化を示しているため、科学者の興味を特に集めている。数十億年前に居住可能だった可能性のある惑星から現在の凍り付いた砂漠へとどうして火星が変化したのか理由がわかるかもしれない。

一方、NASAの火星探査車「パーサビアランス」は2月18日に火星に着陸して以降、本格的な探査を始める前に、ジェゼロクレーターで試験運用を行っている。パーサビアランスとキュリオシティがいる場所は約3700キロ離れている。

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