火星に響くレーザー照射音、NASAの探査車が収録

火星探査車パーサビアランス、着陸の様子

(CNN) 米航空宇宙局(NASA)が火星に送り込んだ探査車「パーサビアランス」から、新たな音声が送られてきた。今回は火星の岩石にレーザーを照射した際のカチカチという音が収録されている。地球以外の惑星でレーザー照射音が収録されたのは初めて。

探査車の計器はまだテストが行われている段階だが、先端部分のマストに取り付けられた「スーパーカム」は、火星の土壌の組成を調査する目的で岩石にレーザーを照射する音などを収録している。

こうした音声は、強弱などの変化を調べて岩の硬さなどの物理的な構造について理解を深める目的で利用できる。

「スーパーカム」に搭載された機器で撮影した火星の岩石/From NASA/JPL-Caltech/LANL/CNES/CNRS/ASU/MSSS
「スーパーカム」に搭載された機器で撮影した火星の岩石/From NASA/JPL-Caltech/LANL/CNES/CNRS/ASU/MSSS

スーパーカムはカメラやレーザー、分光計などの計器で構成され、岩盤や土壌の化学組成や鉱物組成を特定できるほか、研究者が火星の古代の微生物を探すためにどの岩石のサンプルを収集するかを選ぶ役にも立つ。収集したサンプルは今後のミッションで2030年代に地球に持ち帰る予定。

同装置は米ロスアラモス国立研究所と、フランス国立宇宙研究センターが共同開発した。

スーパーカムがとらえた音声は、これまでに3本が公開されている。

最初の音声は2月19日、着陸の約18時間後に録音された。この時点でスーパーカムとマイクが装着されたマストはまだ展開されていなかったため、音はくぐもって聞こえるが、それでも火星をわたる風の音が聞こえている。

2番目の音はその3日後に録音され、マストが展開されて火星の音が聞こえやすくなっていた。

今回の3番目の音声は3月2日に収録されたもので、探査車から約3メートル離れた岩にスーパーカムのレーザーが当たる際のカチカチ音が30回聞こえている。

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