新居の庭に19世紀の墓石、引っ越してきた女性が発見 米ユタ州

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雪解け後の新居の庭から19世紀の墓石が見つかった/KSTU

雪解け後の新居の庭から19世紀の墓石が見つかった/KSTU

(CNN) 米ユタ州ソルトレークシティーでこのほど、新居に移った女性が庭で1890年代の墓石を見つける出来事があった。

エリーズ・アーマンドさんは先週末に貯蔵庫を調べていた際、ガレージとの間の地面に墓石があるのを発見した。新居の契約は先月締結したばかり。墓石は雪に覆われていたため、これまでは目にすることがなかった。

墓石には1898、99両年の冬に亡くなった子ども3人の名前が刻まれていた。そのうち2人は双子で、死亡時の年齢は3人とも3歳以下だった。

アーマンドさんが調べた結果、3人の墓は市の反対側にある墓地に設置されていることが判明。墓地に問い合わせたところ、墓石は既に別のものに置き換えられているので、返却しないで欲しいとの答えが返ってきた。

アーマンドさんは隣人から、元の家主は旧姓が子どもたちと同じだったと聞き、元家主に連絡を取ることに成功。亡くなった子どもたちは元家主のおばに当たることが分かった。

元家主は墓地に別の墓石が設置されたのを受け、最初の墓石を自宅に取り寄せていた。

「墓石が古くなったので、元家主の姉妹が交換費用を払い、最初の墓石をシアトル周辺にある自宅の庭に設置してもらおうとした、というのが事の経緯だ」とアーマンドさん。「しかし墓石がシアトルに届く前に、おそらく夫から『庭に墓石は欲しくない』と言われて、姉妹はどうすればいいか分からなくなったのだと思う」

アーマンドさんはシアトルに墓石を送ると申し出たものの、元家主の姉妹は、墓石の歴史的な価値が分かる人に譲渡する方が良いのではないかとの考えだった。

アーマンドさんは現在、地元の歴史保存団体に連絡を取って、墓石の新たな置き場所を探している。

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