中国の火星探査機「天問1号」、火星の画像を初公開

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天問1号が火星から約220万キロの距離で撮影した画像/China National Space Admin

天問1号が火星から約220万キロの距離で撮影した画像/China National Space Admin

(CNN) 中国の火星探査機「天問1号」が初めて、撮影した火星の画像を送り返してきたことがわかった。中国国家航天局が明らかにした。

天問1号が送ってきたのは火星をとらえた白黒の画像。画像は火星から約220万キロ離れた場所で撮影された。

天問1号は昨年7月に打ち上げられ、中国としては初の火星でのミッションとなる。探査機を地表に降ろす前に軌道を周回し、土壌や地質構造、環境、大気といった重要な情報の収集や水の兆候の捜索などに期待が寄せられている。

中国国家航天局の5日の発表では、天問1号は地球から約1億8400万キロ離れた場所を飛行しており、火星までは110万キロ。これまでに197日間飛行した。

天問1号は5日、4度目となる軌道の修正を行った。10日ごろには火星の周回軌道に乗る見通し。

天問1号は昨年7月に打ち上げられた火星探査機のひとつ。米航空宇宙局(NASA)は「パーサビアランス」を打ち上げたほか、アラブ首長国連邦(UAE)も「HOPE(ホープ)」の打ち上げに成功している。

3つの探査機はいずれも同じ時期に打ち上げられたが、これは火星と地球の配列などから効率的に火星へ探査機を送り込めるためだった。

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