コロナ禍の「ロミオとジュリエット」、隔離で見そめ婚約 伊

自宅待機中、バルコニー越しに恋に落ちたイタリアの男女がこのほど婚約した/Courtesy Paola Agnelli

自宅待機中、バルコニー越しに恋に落ちたイタリアの男女がこのほど婚約した/Courtesy Paola Agnelli

(CNN) イタリアで新型コロナウイルスが猛威を振るっていた今春、アパートで予防策の自宅待機の生活を強いられる中、バルコニー越しに見そめ、恋に落ちた男女がこのほど婚約した。

出会ったのは、シェークスピア作の名高い悲恋物語「ロミオとジュリエット」の舞台ともなったベローナ市だった。

この物語さながらの熱愛を演じた男性のミケーレ・ダルパオスさん(38)は一目ぼれだったと告白。ロミオとジュリエットは最後にはそれぞれ自殺する悲劇となったが「私たちの愛はより良き結末を迎えるだろう」と願っている。

なれそめは今年3月17日、在宅勤務だったダルパオスさんが通りを隔てたアパートに住む女性のパオラ・アグネッリさん(40)がテラスを歩く姿を見かけたことだった。アグネッリさんの姉妹が同じく隔離を続ける近辺の住民を励ますためバルコニー上でバイオリンを演奏していた際、アグネッリさんがダルパオスさんの視線に気づいたのが始まりだった。

近くに住みながらも2人はそれまでお互いの存在を知らなかった。ダルパオスさんはその笑顔や美しさにたちまち魅入られ、素性を知ることを切望する気持ちに襲われたと振り返った。

アグネッリさんはたまたま、ダルパオスさんの姉妹とは同じジムの仲間でインスタグラム上で情報交換もしていた。それを知ったダルパオスさんは、この手づるを利用して自らのプロフィル欄を設け、アグネッリさんと親しくなるよう試みた。

その後、夜遅くまでチャットで連絡し合い、朝に目覚めると言葉を寄せる間柄に進展。バルコニーに出て、笑みを交わすようにもなった。ダルパオスさんは今年夏のある朝、白色のベッドシーツにアグネッリさんの名前を大文字で描き、自分のアパートの屋上からつるして彼女に示す、思い切った愛情表現も披露していた。

ベッドシーツに大きく書いたアグネッリさんの名前で、熱い思いを伝える/Courtesy Paola Agnelli
ベッドシーツに大きく書いたアグネッリさんの名前で、熱い思いを伝える/Courtesy Paola Agnelli

2人が初めて直接対面したのは5月4日、双方の自宅近くの庭園だった。ダルパオスさんは「言葉は不要だった。ベンチに座りながら10代のように30分間、キスを交わした」と至福の瞬間を思い起こした。

周囲には現実的な生活に戻った場合、相性が合うのかといぶかる声もあったが、2人はその後、夏には共にビーチで楽しみ、誕生日を祝い合い、朝から夜まで続くデートもした。

5月に初めて対面して以降、デートを重ねてきたダルパオスさんとアグネッリさん/Courtesy Paola Agnelli
5月に初めて対面して以降、デートを重ねてきたダルパオスさんとアグネッリさん/Courtesy Paola Agnelli

婚約したものの挙式の日取りなどはまだ決めていないとしながらも、家庭を築く希望は間違いなく分かち合っていると話している。

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