スペイン風邪で双子兄弟失った百歳男性、コロナで死去 米

100年前のスペイン風邪で双子の兄弟を亡くした男性が新型コロナに感染して亡くなった/Courtesy Jacqueline Zysman-Weisfeld

100年前のスペイン風邪で双子の兄弟を亡くした男性が新型コロナに感染して亡くなった/Courtesy Jacqueline Zysman-Weisfeld

(CNN) スペイン風邪の大流行で約100年前に双子の兄弟を失った、第2次世界大戦の退役軍人の100歳男性が新型コロナウイルスに感染し、亡くなったことがこのほどわかった。孫の男性が明らかにした。

孫はCNNの取材に、死去したフィリップ・カーンさんは存命の間の別のパンデミック(感染症の世界的な流行)の発生を恐れていたと明かした。「歴史は繰り返すことを言っておく。100年は長い歳月ではない」と再三口にしていたという。

新型肺炎の感染については常にニュースなどを追い十分な情報を得ていたが、今月17日の死去前の数日間、せきや呼吸障害などの症状を呈していた。当人は感染の可能性があることを承知していたという。

孫によると、最期を迎える前の数日間、亡くなった兄弟のことを多く語っていた。新型肺炎の検査を受けていたが、遺族が結果を知ったのは死去後だった。生前は大がかりな軍葬を望んでいたが感染による死亡のためかなわないことともなった。

カーンさんと兄弟のサムエルさんは1919年12月5日に生まれた。サムエルさんは数週間後に死亡していた。米疾病対策センター(CDC)によると、1918年から始まったスペイン風邪の犠牲者は世界規模で推定5000万人以上、米国内では約67万5000人だった。

カーンさんは第2次大戦中、陸軍航空隊に機関士や副操縦士を務める軍曹として従軍。勲章も2度受けた。戦後は電気工事業に従事し、世界貿易センタービルの建設にも携わっていた。

ニューヨーク州ロングアイランドで自力の生活を送り、1日に数キロ歩く元気な姿を見せていたという。

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