52人の喫煙で受動喫煙者1人が死亡、国際統計を分析

今回発表された「副流煙指数」によれば、喫煙者が52人いると受動喫煙によって1人が死亡するという/Bruno Vincent/Getty Images

今回発表された「副流煙指数」によれば、喫煙者が52人いると受動喫煙によって1人が死亡するという/Bruno Vincent/Getty Images

(CNN) 喫煙者が52人いると、その煙を吸った受動喫煙者1人が死亡する――。米国とオランダの研究チームが喫煙の影響に関する国際統計を分析し、そんな結果を17日の米医学誌JAMAネットワークオープンに発表した。

世界の喫煙者は推定10億人で、年間でおよそ100万人が、その周りで煙を吸って死亡しているとみられている。

「受動喫煙は無害だとか、喫煙ほどのダメージはないと思われている」「だがこれは真に致命的だ」。報告をまとめた米マウントサイナイ医科大学の研究者はそう警告した。

米国立医学図書館によると、受動喫煙の煙には7000種類以上の化学物質が含まれていて、うち70種類は発がん物質とされ、数百種類は有害性が確認されている。

たとえ低量であっても、受動喫煙は乳児の突然死を引き起こす可能性があるほか、子どもの耳の感染症やぜんそく発作、大人のがんや心臓疾患の原因となる。

マウントサイナイ医大の研究チームはオランダのアムステルダム大学病院と連携して、世界保健機関(WHO)といった国際機関の喫煙に関する統計を分析。1990年~2016年にかけての26年間について、喫煙と受動喫煙のために死亡した人の数を調べ、「副流煙指数」を算出した。

その結果、受動喫煙が原因で死亡した人は、1990年は喫煙者31人当たり1人の割合に上っていたことが判明。2016年は喫煙者52人当たり1人という割合だった。この改善は、一部の国で飲食店や事業所などの禁煙が広がったことによる。

地域別にみると、受動喫煙による犠牲者の割合が最も少なかったのは北米で、喫煙者86人当たり1人の割合だった。最も多かった中東と東南アジアでは、喫煙者43人当たり1人に上っていた。

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