大人になってからのいじめにどう対処すべきか

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

それでは、常習的で悪質ないじめにはどのように対処すればいいのだろう。

いじめが常習的で、自宅や職場で全く楽しめない場合はどう対処すべきか。その場合は、さらなる奥の手を使うしかない。

うまく逃げる

サットン氏が悪質ないじめを乗り切るための最善策と考えているのは、「逃げられるなら逃げる」だという。職場で自分の机を加害者から離せないか、悪質な隣人との接触を減らせないか検討すべきだ。

被害状況を詳細に記録する

常習的ないじめを受け、これ以上耐えられないと感じた時に被害者が取りうる最も重要な対策は加害者の行動を記録することだ、とニー氏もサットン氏も口をそろえる。職場でいじめを受けている場合は、会社の嫌がらせ防止に関する方針を確認すべきだ。もしかするといじめ被害を報告するためのガイドラインが存在するかもしれない。

自分の机に戻った時に加害者に何をされたか、できれば、言われたことをすべて書き出す。目撃者はいなかったか。通りがかりの人でもいい。彼らの氏名を記録し、できれば彼らが見聞きしたことを記録するよう依頼する。いじめを受けた時間、場所、いじめ行動の原因となった状況なども記す。嫌がらせを受けるたびにこれを行い、証拠を積み上げる。

いざ訴訟を起こす際に役立つ証拠、例えば、メールや音声メッセージはないか。早急にそれらを集め、訴訟の準備ができるまでそれらを保存する正式な方法を構築する。いじめの状況説明に関しては、なるべくその道のプロのような姿勢で臨む。

仲間を見つける

ニー氏は「大半のいじめ加害者、大半の常習的な加害者は複数の人をいじめる」とし、「被害者同士の団結は有効だ。数の力は大きい」と指摘する。

被害者仲間がいじめの記録を手伝ってくれたり、経験を共有したてくれたりするかもしれない。また、会社の経営陣や住宅の管理組合に対して、いじめが実際に行われており、やめさせる必要があると説得してくれるかもしれない。そうなると被害者の立場が強くなり、加害者は弱腰になる、とニー氏は言う。

ニー氏は「大半のいじめ加害者は臆病者」とし、「彼らは自分よりも弱い立場の人間を探していじめる。仮にいじめがばれても逃げきれると考えているからだ。経験上、被害者が強い立場で加害者に対抗すれば、加害者は十中八九すぐにいじめをやめる」

「Odd News」のニュース

Video

Photo

注目ニュース

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]