100万羽に1羽?、黄色いショウジョウコウカンチョウが庭先に 米
(CNN) 米フロリダ州ポートセントルーシーでこのほど、非常に珍しい黄色のショウジョウコウカンチョウが目撃された。オーバーン大学の教授で鳥類に詳しいジェフ・ヒル氏の推計によれば、黄色いショウジョウコウカンチョウを目撃する確率は「100万にひとつ」だという。
黄色いショウジョウコウカンチョウは、美術教師で写真家のトレーシー・ワークマンさんが自宅の裏庭で発見。飛び立つ前に数枚の写真を撮影した。
ワークマンさんはCNNの取材に対し、最初に黄色い物体が飛んでいるのを見たときには「黄色のショウジョウコウカンチョウを見た? ありえない!」と思ったと振り返った。
写真をフェイスブックに投稿すると、今回の発見がどれほど珍しいことだったのか分かった。バードウォッチングをする人たちが近所に押し寄せないようにするため、どこに住んでいるのかについては共有しないよう注意したという。
ヒル氏によれば、赤いショウジョウコウカンチョウは米国の南東ではよく見られる鳥だ。基本的には、雄は赤く、雌は黄色がかった赤色をしているという。ただ、今回みつかった黄色のものはとても珍しいという。
ヒル氏は、黄色くなった原因について遺伝子の突然変異の可能性が高いとみている。人生を鳥の研究にささげてきた同氏だが、自分の目で野生の黄色いショウジョウコウカンチョウを見たことは一度もないという。