イスラエルの民間探査機、月面着陸に失敗 直前で通信途絶

イスラエルの探査機「ベレシート」が墜落前にとらえた月面の画像/Faecbook/SpaceIL

イスラエルの探査機「ベレシート」が墜落前にとらえた月面の画像/Faecbook/SpaceIL

(CNN) 世界で初めて民間主導で月面着陸に挑んだイスラエルの探査機「ベレシート」が、直前で着陸に失敗して墜落したことが12日までに分かった。

ベレシートは月面への軟着陸を試みた。成功すれば、米国、ソ連、中国に続いてイスラエルが4番目になるはずだった。

イスラエル・エアロスペース・インダストリーズ(IAI)宇宙部門の責任者は、「残念ながら、われわれの探査機は原型をとどめたまま月に到達することができなかった」と発表した。それでも「はるばる月まで行くことはできた。これは素晴らしい成果だ。月に到達できたのは7カ国目となる」と強調した。

ベレシートはスペースILとIAIが1億ドル(約110億円)をかけて建造した。着陸を試みる段階になって、イスラエルの管制室との通信が途絶え、通信の復旧を試みている間に主力エンジンにも問題が起きた。

通信が途絶えた時は時速約3396キロで、着陸予定地からおよそ120キロの距離を飛行していたが、最後の段階で墜落した。

スペースILは8年前に創設され、民間初の月面着陸を目指すチームに2000万ドルを出資する米グーグルの「ルナXプライズ」に挑戦した。

ルナXプライズは2018年に中止になったが、イスラエルのチームはその後も月面着陸を目指す計画を続行していた。

ベレシートは2月下旬、ロケット「ファルコン9」に搭載して打ち上げられ、約640万キロの飛行を経て、月周辺の軌道に入っていた。

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