夜空を貫く青緑の閃光、正体は隕石 米フロリダ州

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車載カメラがとらえた隕石の光=30日、フロリダ州ゲインズビル/EVE Pro Guides/YouTube

車載カメラがとらえた隕石の光=30日、フロリダ州ゲインズビル/EVE Pro Guides/YouTube

(CNN) 米フロリダ州北部で3月30日深夜、青緑がかった大きな閃光(せんこう)が夜空を貫いて落下する現象が観測された。

同州パンハンドル地域に住むエリック・シュルツさんは、自宅のドアフォンのカメラでこの現象をとらえ、「不思議な光が空から降って来た!」と投稿した。

同州ジャクソンビルのジェフリー・カードナさんは、ドライブレコーダーでこの現象を撮影。動画には「おい、見たか、あれ?」と叫ぶ声も入っている。

米国立測候所によると、閃光の正体は隕石(いんせき)だったことが分かった。毎秒数百枚の衛星画像を撮影して雷雨の動きを観測するGLMが、隕石の落下をとらえていた。

CNNの気象専門家ヘイリー・ブリンク氏は、「隕石はかなり頻繁に地球の大気に突入しているが、私たちがそれを目にするとは限らない」「今では宇宙空間の衛星と地上のカメラが増えたため、こうした出来事が目撃される頻度が増えている」と解説する。

閃光はフロリダ州北部の各地で観測された。ゲインズビルの男性はユーチューブに投稿した動画の中で、「帰宅する途中ですごいものを見た」「幸運なことに、ドライブレコーダーで撮影できた」と伝えている。

隕石が地上に落下したのか、上空で燃え尽きたのかは分かっていない。国立測候所によると、同州タラハシーから約90キロ南東のペリーに落下したという未確認情報があるという。

もし隕石と思われる物体が発見されれば、専門家が調べて本物かどうかを判断する。

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