長寿の秘訣は「生きがい」、沖縄の超高齢女性アイドルグループに学ぶ

沖縄伝統の郷土料理には、こんぶやかつお節を使った栄養価の高いものが多い/Emiko Jozuka/CNN

沖縄伝統の郷土料理には、こんぶやかつお節を使った栄養価の高いものが多い/Emiko Jozuka/CNN

米国の格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスの2014年のレポートによると、2020年までに「超高齢」国家が13カ国に増えるという。そして高齢者の増加に伴い、彼らの介護のプレッシャーが社会システムだけでなく家族にも重くのしかかる。

国際通貨基金(IMF)は、2015年から2055年までの40年間に、多くの成熟した西側諸国の労働年齢人口が、国内総生産(GDP)とともに、20パーセント以上減少すると予測している。しかし、高齢化が必ずしも災いをもたらすとは限らない。

WHOのベアード氏は「高齢化は今後の課題ではあるが、チャンスでもあることを認識することが重要」とし、さらに「高齢者たちが確実に社会に参加し続けられるようにするために、人は一旦退職したらそれでおしまいという時代遅れの固定観念を捨てる必要がある」と付け加えた。

鈴木氏も同意見で、現在は、高齢者が社会に貢献し続ける間、健康を維持するために何ができるかに研究の重点を置いている。

鈴木氏は、健康的に長生きする秘訣の研究を「オキナワ式食生活革命―沖縄プログラム」という1冊の本にまとめた。この本は、常に活動的でいること、精神的な健康状態の維持、サポートを受けられるコミュニティに属すること、バランスの取れた食事を取ることの重要性に焦点を当てている。

しかし、健康的な食事は何を食べるかだけでなく、食べ方も重要だと鈴木氏は言う。

受賞歴のある栄養士で沖縄の郷土料理研究の第一人者である松本嘉代子氏も、沖縄県那覇市に設立した松本料理学院で長年、食べ方の重要性を教えてきた。同校では、沖縄の長寿を支えてきた郷土料理について学べる。松本氏は、抗酸化物質を豊富に含むゴーヤーや、フラボノイド、食物繊維、ビタミンEが豊富なサツマイモなどの野菜の調理法を教えている。

松本氏は、色鮮やかな野菜や果物であふれる地元の市場で、こんぶ、かつお節、干物など、多くの沖縄料理に使われる食材を購入する。料理にこれらの食材を入れることにより、食材から出る自然な味わいが広がり、健康に悪い塩分を減らすことができるという。

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