長寿の秘訣は「生きがい」、沖縄の超高齢女性アイドルグループに学ぶ

リハーサル前にメーキャップをする95歳の女性/ Emiko Jozuka/CNN

リハーサル前にメーキャップをする95歳の女性/ Emiko Jozuka/CNN

たしかに、彼女たちは生きがいには事欠かない。毎月メンバーが集まって歌のリハーサルや練習を行い、公演のために東京やシンガポールまで出向いたこともある。彼女らは自宅でも活発で、健康の維持と認知症予防のために、度々サトウキビ畑で家族とともに汗を流す。

フィットネス(体が健康かつ丈夫な状態)は長年、認知症予防に効果的と考えられており、米医学誌「ニューロロジー」の調査によると、体力が高い人は中程度の人に比べ、認知症のリスクが88パーセントも低いという。

しかし、高齢者の増加に伴い、これまで好意的だった高齢者に対する見方が変わりつつあると懸念する向きもある。

心臓専門医で老年病専門医の草分けでもある鈴木信医師(84)もその1人だ。鈴木氏は、これまで40年以上に渡りセンテナリアンを研究してきた。鈴木氏が1970年代に東京から沖縄に渡った当初、健康的に働くセンテナリアンの多さに驚いたという。鈴木氏が出会った32人のセンテナリアンのうち、認知症を患っていた人はおらず、全員が身体的に健康だった。

しかし、鈴木氏は、40年前と比べ高齢者に対する尊敬の念が薄れていると嘆く。

鈴木氏によると、当時は100歳を超える人の9割が家族から宝物のように大切にされていたが、今は彼らの多くがむしろ負担とみなされているという。

世界保健機関(WHO)のエイジング・アンド・ライフコース部長、ジョン・ローランド・ベアード氏も、第2次世界大戦後のセンテナリアンの激増により、世間は彼らを例外ではなく、ごく普通の存在と考えるようになり、その結果、彼らに対する態度が変化していると指摘する。

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