人類、アフリカからインドに早くから移住? 38万年前の石器発見

アッティラムパッカムで発見されたアシュール石器の手おの

アッティラムパッカムで発見されたアシュール石器の手おの

(CNN) インドの研究チームは3日までに、同国の遺跡で発見された数千個の石器を調査した結果、最も古いもので38万5000年前にさかのぼることが分かったと英科学誌ネイチャーに発表した。従来考えられていたよりも早い時期に人類がアフリカを出た可能性を示すものとなる。

多くの研究者はこれまで、大きな岩からとがった石片を切り出して原始的なおのやナイフを作る技術がインドに来たのは9万~14万年前とみていた。

しかしシャルマ遺産教育センターのシャンティ・パップ氏らのチームは今回の論文で、南東部にある遺跡アッティラムパッカムで発見された数千の石器を調べたところ、17万2000~38万5000年前にさかのぼることが分かったとしている。

石器の周辺で人骨は見つからなかったものの、今回の発見をめぐっては幾つかの解釈が可能だ。そのひとつは、人類がアフリカを出た時期が従来考えられていたよりも10万年は早かったというもの。

パップ氏は「従来は12万5000年前より後の時代になって初めて、現生人類とともにこの種の文化がインドに来たとみられていた」と指摘する。

パップ氏はCNNの取材に、「誰がこうした石器を作ったのか、また地元の影響がアフリカから拡散したヒト族の影響にどれほど勝っていたのかは分かっていない」と説明。こうした問いは今後の研究課題だと言い添えた。

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