古代生物「タリー・モンスター」、60年ぶりに正体判明

「タリー・モンスター」のイメージ図/Macmillan Publishers Limited

「タリー・モンスター」のイメージ図/Macmillan Publishers Limited

(CNN) 長く伸びた鼻や細長い棒状の目がユニークな古代生物「トゥリモンストゥルム」(タリー・モンスター)の正体が約60年ぶりに判明したとして、研究チームが科学誌ネイチャーの今週号に論文を発表した。

タリー・モンスターの化石は1958年、米イリノイ州の鉱山の3億年前の地層の中から大量に見つかった。体長は最も大きいもので30センチほど。先端がはさみ状になった長い鼻と鋭い牙を持ち、目は頭部から左右に伸びた細長い柄の先に付いているというユニークな姿だったと見られている。

その特徴はこれまでに確認されたどの種類の生物にも分類できず、ミミズなど環形動物の一種ではないかとする説もあった。

研究チームは正体を探るため、約1200体の標本を分析。その結果、タリー・モンスターは原始的な脊髄(せきずい)を持っていたことが分かり、脊椎(せきつい)動物だったと断定した。現代のヤツメウナギに似た生物だった可能性が大きいと結論付けている。

鋭い歯が並ぶ口など一部の特徴はヤツメウナギに似ているものの、細長い柄の先に目が付いた姿などはタリー・モンスター特有だった。

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