ヒトの骨格化石「リトルフット」、367万年前のものと判明 南ア

2017.12.07 Thu posted at 15:00 JST

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南アフリカ・ヨハネスブルク(CNN) 南アフリカで1990年代に発掘された「リトルフット」と呼ばれるヒト科の骨格化石について、地元の大学の研究者らは6日、同国で見つかったヒト科化石の最古のものであるとの見解を明らかにした。367万年前にさかのぼるというこの化石は同日、近く大学の施設内で初めて一般公開された。

リトルフットの発見は1994年、科学者のロン・クラーク氏がヨハネスブルク近郊にあるスタルクフォンテイン洞窟群を探索中に小さな足の骨を見つけたのがきっかけだった。

97年にはさらに多くの骨が発見された。暗い洞窟内で、コンクリートのような角礫(れき)岩から化石を破壊しないよう慎重に取り出す作業が行われた。その後も汚れの除去、復元、分析といった工程が続き、20年が過ぎた現在、ほぼ完全なその骨格の年代を割り出せるまでになった。

南アではこれまで、人類の祖先の化石が多く出土してきた。スタルクフォンテイン洞窟群は1930年代に、猿人に属するアウストラロピテクス・アフリカヌスの成体とみられる化石が発見され、その名を広く知られるようになった。

「リトルフット」の発掘と研究結果により、南アが「人類のゆりかご」の異名にふさわしい地であることが改めて示された形だ。

ただ「リトルフット」の年代について300万年をゆうに超えるとした今回の発表は、専門家の間で長年続いている議論を再燃させそうだ。一部の科学者は、これを人類進化の系統樹に当てはめた場合、はるかに新しい年代に属すると主張している。

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