紀元前6世紀の寺院跡発見、釈迦の生誕時期示す? ネパール

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ルンビニにはアショカ王が釈迦の生誕地を訪れたと記した紀元前3世紀の石柱がある=Ira Block/National Geographic提供

ルンビニにはアショカ王が釈迦の生誕地を訪れたと記した紀元前3世紀の石柱がある=Ira Block/National Geographic提供

ダラム大学の研究者はこの発見について、「信仰と伝説、考古学、科学が一致する希少な事例」と評価している。

研究チームの説が正しければ、釈迦が紀元前563年に生まれ、483年に死去したという説とこの遺構の存在時期が重なることになる。ただ、釈迦が生きた年代を巡っては、448~368年とする説など諸説がある。ユネスコのウェブサイトには、623年に誕生と記されている。

ルンビニはインドとの国境に近い亜熱帯の森林や草原の中にあり、中国の記録によれば、15世紀までは巡礼者が訪れていた。なぜ巡礼者が途絶えたのかは分かっていない。その後1896年に発見されて、アショカ王が釈迦の生誕地を訪れたと記した紀元前3世紀の石柱があったことから、釈迦の生誕地と認定された。

釈迦はルンビニの庭園で裕福な両親のもとに生まれ、生誕時はゴータマ・シッダールタと呼ばれた。29歳で出家し、菩提樹(ぼうだいじゅ)の下で悟りを開いたと伝えられている。

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