米東海岸でイルカ死骸が例年の7倍、感染病が原因か

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米東海岸でイルカ大量死

(CNN) 米東海岸でイルカの大量死が発生している。海岸に打ち上げられた死骸はこの夏だけで例年の7倍に上り、専門家が原因の究明に乗り出した。

米バージニア水族館によると、バージニア州では今年に入って少なくとも164頭のイルカの死骸が見つかった。そのうちの半数近い78体は8月に漂着したという。

当局によると、ニューヨーク州からバージニア州にかけての沿岸で今年初めから20日までに見つかった死骸は228体に上る。2012年は1年間で111体だった。

米海洋大気局(NOAA)は中部大西洋のバンドウイルカについて異常事態を宣言した。この宣言は海洋の健康状態の指標とされる動物の異常死を受けて出され、「人間の健康に影響を及ぼし得る環境問題」への注意を促すのが目的。NOAAがこうした宣言を出すのは1991年以来60回目で、そのうち29回については感染病、生物毒、人的要因、栄養不良などの原因が特定されている。

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