米東海岸でイルカ死骸が例年の7倍、感染病が原因か

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秋にかけて影響が広がる恐れも

秋にかけて影響が広がる恐れも

今回については現時点で感染病が原因となった可能性が最も大きいとしながらも、あらゆる可能性を排除していない。

バージニア水族館の研究員スーザン・バルコ氏は、解剖の結果、肺に呼吸器感染によるとものとみられる病変が確認されたと説明。モルビリウイルス感染の可能性があるとみて調べていることを明らかにした。1987年に東海岸で起きたイルカの大量死も、このウイルスが原因だったとみられている。

バルコ氏は「バンドウイルカは『海の健康状態の見張り番』とも呼ばれ、バンドウイルカが健康であれば恐らく生態系も健全と言える。しかしバンドウイルカが健康でなければ、生態系が健全でないことを示唆している可能性が大きい」と指摘する。

イルカが移動する秋にかけて影響はさらに広がり、フロリダ州にまで到達する恐れがあると同氏は危惧している。

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