海水温暖化で魚が小型化? カナダ研究チームが警告

(CNN) 地球温暖化によって海水の温度が上昇する影響で、海水魚は今世紀半ばまでに20%小型化する可能性がある――。カナダ・ブリティッシュコロンビア大学の研究チームがそんな研究結果をまとめ、科学誌「ネイチャー・クライメート・チェンジ」に発表した。

水中に含まれる酸素の濃度は、温度が上昇するに従って低下する。このため研究チームでは、地球温暖化で海水の温度が上がれば酸素濃度が低下し、大型の魚類は十分な酸素を摂取できなくなって成長が止まると予想。世界の海に生息する魚類600種あまりについて、酸素濃度の低下による影響をコンピューターで算定した。

その結果、75%以上の魚類で小型化が予想されることが判明。小型化の程度が最も大きいのはインド洋の24%で、次いで大西洋の20%、太平洋の14%だった。全海洋とも、熱帯海域については20%の小型化を予想している。

もともと酸素濃度が低い深海にすむタラ科やカレイ科の魚には、さらに大きな影響が出る見通しだとした。大型の魚類は、海水温度が低く酸素濃度の高い極地の海域を目指して移動する可能性もあるという。

乱獲や海洋汚染といった人的な要素も絡めると、世界の魚類供給量はさらに減少するかもしれないと、研究チームは警鐘を鳴らしている。

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