クック諸島に世界最大の海洋公園新設へ、世界の海洋保全を主導

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太平洋の島からなる「小国」は、国土面積と比較して膨大な割合の領海を持つという点で共通しており、「海洋大国」と呼んだ方が正確ともいえる。

そうした認識は加盟国の間で高まり、2年前のフォーラムでは貴重な海洋資源の管理に一致して取り組み、意見を表明するための枠組みが必要だとの認識から、太平洋の広大な海域を網羅する「パシフィック・オーシャンスケープ」構想を全会一致で承認した。

パシフィック・オーシャンスケープには世界最大のマグロ資源が存在し、漁獲高は世界の約3分の1を占める。環境が海洋にもたらす影響が最初に表れるのもこの地域であり、太平洋の国々は、先進国が力を合わせて気候変動や海面上昇の脅威に対抗することを望んでいる。

この地域の海洋保全活動に取り組んできた環境保護団体コンサベーション・インターナショナルの専門家グレッグ・ストーン氏は、太平洋諸島フォーラムの成果について、過去3年で太平洋の天然資源の管理と保全のための取り組みを着実に強化してきたと評価。

今年は「世界史上最も野心的な海洋保護のための国際的対策」が打ち出されたと述べ、「こうした取り組みの波が世界中に広がり、他国や地域をかき立てて素晴らしい目標へと向かわせることを願う」と結んでいる。

本記事は環境保護団体コンサベーション・インターナショナルの専門家グレッグ・ストーン氏によるものです。記事における意見や見解はすべてストーン氏個人のものです。

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