「良いコリアとわんぱくコリア」、豪紙の表現に北朝鮮メディアが猛反発

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豪紙mXが掲載したロンドン五輪のメダル獲得数比較表。下に「わんぱくコリア(Naughty Korea)」とある=同社提供

豪紙mXが掲載したロンドン五輪のメダル獲得数比較表。下に「わんぱくコリア(Naughty Korea)」とある=同社提供

(CNN) 北朝鮮の朝鮮中央通信が、「下劣、愚か、下品、無能、卑しむべき」などありとあらゆる単語を使ってオーストラリアのフリーペーパーを非難する長文の声明を発表した。発端は、この新聞が掲載したロンドン五輪のメダル獲得数比較表の表現にあった。

非難の矛先が向けられたのはオーストラリア・クイーンズランド州のブリスベンなど3都市で発行されているフリーペーパー「mX」。「楽しいニュースとスポーツ、芸能の話題」を売りにしている同紙だが、五輪のメダル獲得数を比較する表の中で、韓国と北朝鮮を「良いコリア(Nice Korea)」「わんぱくコリア(Naughty Korea)」と表現したことが、北朝鮮の怒りを買った。

朝鮮中央通信はこの表現について「オリンピックの団結、友好、発展の精神を踏みにじるも同然の行為であり、スポーツを政治利用するもの」だと激しく非難。ただし問題の記事を掲載したフリーペーパーの名称については、mXではなく「ブリスベン・メトロ」と誤って伝えた。ブリスベン・メトロという名の新聞は存在しない。

mXは批判を受けてブリスベン、メルボルン、シドニーの3都市の編集者が共同声明を発表し、記事の表現について「2つを区別するための罪のないユーモアであり、両国に対する西側諸国の見方を反映したもの」だと反論。この表現はツイッターなどのソーシャルメディアでも話題になり、「圧倒的多数がたわいない冗談と受け止めている」と説明した。

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