ユニクロ、SHEINを提訴 人気のバッグ「模倣」で

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店頭に並ぶ「ラウンドミニショルダーバッグ」=16日、東京/Richard A. Brooks/AFP/Getty Images

店頭に並ぶ「ラウンドミニショルダーバッグ」=16日、東京/Richard A. Brooks/AFP/Getty Images

香港(CNN) 衣料品チェーン「ユニクロ」が人気商品のバッグを模倣されたとして、中国発のファッション通販サイト「SHEIN」(シーイン)を提訴したことが分かった。

ユニクロを運営するファーストリテイリングが16日に発表した。

SHEINが販売する「模倣商品」の形態はユニクロの「ラウンドミニショルダーバッグ」に酷似しているとして、先月28日付でSHEINの運営会社など3社を相手取り、販売の即時停止と損害賠償を求める訴えを起こした。

ユニクロ側は、模倣品の販売によってブランドと商品の品質に対する消費者の信頼が大きく損なわれたと主張し、知的財産権の侵害には断固とした立場を取ると表明している。

ラウンドミニショルダーバッグは半円型の斜め掛けバッグ。使い勝手が良く価格も手頃だとして、2022年から昨年にかけてSNSで人気を呼び、売り切れ続出のブームを巻き起こした。

世界各地のメディアに取り上げられ、ファッション検索サイト、英Lyst(リスト)のランキングで昨年第1四半期の「最もホットなアイテム」に選ばれた。

同時に多くの模倣品が登場し、ユニクロは法的措置を講じる可能性もあると警告していた。

SHEINの報道担当者はCNNの取材に対し、ユニクロの訴訟については現在調査中としたうえで、知的財産権を尊重する姿勢を強調した。

同社に対しては、米国のデザイナー3人が昨年、デザインを盗用されたと主張して訴えを起こした。同12月には競合する中国発通販サイトの「Temu」(ティームー)が、違法な手段で競争を妨げられたとして提訴していた。

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