クルーズ船でまた集団感染、カリブ海の島国2島が入港拒否

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クルーズ船「オデッセイ・オブ・ザ・シーズ」内で新型コロナの集団感染が確認された/Dawn Gilbertson/USA Today Network

クルーズ船「オデッセイ・オブ・ザ・シーズ」内で新型コロナの集団感染が確認された/Dawn Gilbertson/USA Today Network

(CNN) 客船大手ロイヤル・カリビアンが運航するクルーズ船で乗客乗員55人の新型コロナウイルス感染が確認され、カリブ海の島国2島が同船の入港を拒否している。米マイアミ・ヘラルド紙が22日に伝えた。感染者は全員がワクチンの接種を完了していたという。

報道によると、クルーズ船「オデッセイ・オブ・ザ・シーズ」は、米フロリダ州南部フォートローダーデールを出航した数日後に乗船者の感染が確認され、オランダ領の島国キュラソーとアルバに入国を拒否された。このため26日に予定されるフォートローダーデール帰港まで、実質的に海上にとどまることになる。

地元紙キュラソー・クロニクルの報道によると、キュラソーの保健当局は、乗船者の感染の割合が高すぎるとして、入港を認めなかった。

キュラソーの専門家は22日、「一昨日は乗員18人が陽性で、昨日は36人、今朝は51人だった。しかも乗員数人が隔離されていないので、乗客も感染している可能性が大きい」と話している。

ロイヤル・カリビアンによると、オデッセイ・オブ・ザ・シーズの定員は乗客5500人、乗員1600人。今回のクルーズが満員になっていたのかどうかは不明。

同社が運航するクルーズ船は、先に「シンフォニー・オブ・ザ・シーズ」でも集団感染が発生。フロリダ州マイアミに入港した時点で乗船者少なくとも48人が陽性と判定された。

いずれのクルーズ船についても、世界で感染が急拡大しているオミクロン変異株が集団感染の原因だったのかどうかは分かっていない。

ロイヤル・カリビアンは、12歳以上の乗船者全員について、ワクチン接種完了と出航前の陰性証明を義務付けている。

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