鉱山大手リオ・ティントのCEO辞任、先住民の聖地爆破で引責

西オーストラリア州にある洞窟遺跡「ジューカン・ゴージ」=5月15日/The PKKP Aboriginal Corporation

西オーストラリア州にある洞窟遺跡「ジューカン・ゴージ」=5月15日/The PKKP Aboriginal Corporation

香港(CNN Business) オーストラリアの鉱山大手リオ・ティントが先住民アボリジニの聖地を爆破した問題で、同社のジャンセバスチャン・ジャック最高経営責任者(CEO)が辞任を表明した。

リオ・ティントの発表によると、ジャックCEOは後任が決まった時点、または来年3月末の、いずれか早い方の時期に辞任する。また、鉄鉱石事業部トップのクリス・ソールズベリー氏など役員2人も辞任する。

リオ・ティントが破壊した西オーストラリア州の洞窟遺跡「ジューカン・ゴージ」は、4万6000年の歴史をもつアボリジニの聖地で、何万年にもわたって人が居住し続けてきたことを裏付ける工芸品が出土していた。

サイモン・トンプソン会長は「ジューカンで起きたことは間違いだった」とする声明を発表し、再発防止を約束した。

ジューカン・ゴージの破壊は、聖地の保護を訴えてきた地元先住民団体の7年に及んだ闘争を押し切って、5月24日に決行された。リオ・ティントは6月に謝罪した。

同社は8月に発表した報告書の中で、文化遺産を管理・保護する責任に関して自らの基準に従わなかったと認めていた。しかし経営陣の辞任には踏み切らなかったため、投資家の批判が強まった。破壊された洞窟は、考古学的に大きな価値があるだけでなく、先住民アボリジニにとって深い文化的意味をもっていた。

リオ・ティントは声明の中で、「経営陣の責任が問われないことについて、相当数の関係者が懸念を表明した」と述べていた。

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