店を支えたい、顧客が14万円のチップ コロナで苦境のレストランに 米

レストラン再開の初日に家族で来店した客は、代金を2倍にして構わないと申し出た上で多額のチップも支払った/Josh Pikoff

レストラン再開の初日に家族で来店した客は、代金を2倍にして構わないと申し出た上で多額のチップも支払った/Josh Pikoff

(CNN) 新型コロナウイルス対策の規制緩和を受けて飲食店などが営業を再開した米テキサス州で、再開初日に来店した客が、店の経営を支えるために1300ドル(約14万円)のチップを置いていく出来事があった。

オースティンのタパス料理レストラン「フロッグ&ザ・ブル」は1日、数週間ぶりに店内飲食を再開した。

この日、家族と一緒に来店した男性は過去にも訪れたことのあるリピーター客。ステーキなどの料理を注文し、代金は合計で337ドルだった。ところがこの客はウェイターのジョシュ・ピコフさん(18)に、その2倍の代金を請求してほしいと注文したという。

ピコフさんから相談された店主のデービッド・フェルナンデスさんが確認したが、男性の意思は変わらなかった。

そこで求めに応じて2倍の金額を請求すると、男性はこの金額に加えて、ピコフさんのチップとして300ドル、店のためとして1000ドルを上乗せした。合計金額は2029ドル(約22万円)になった。

ピコフさんによると、男性は店を再開してくれたこと、リスクに身をさらしながら地域社会に貢献してくれていることに心から感謝しているとの言葉を残していったという。

フロッグ&ザ・ブルは、開店から5カ月もたたないうちに、新型コロナウイルス対策のため閉鎖を余儀なくされ、従業員の大半は解雇せざるを得なかった。

少なくなった人員でテイクアウトとデリバリーの営業を続けたが、5カ月かけて築いた勢いは失われ、ギリギリの状態で生き延びを図る状況に追い込まれていた。

そうした中で迎えた営業再開。座席数を定員の25%に絞るなど、勧告は全て順守した。

男性客から受け取った多額のチップは、店を再び軌道に乗せる助けになるとフェルナンデスさん。次回来店してくれた際は必ず丁重にもてなしたいと話している。

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