豪カンタス航空、輸送能力を約4分の1削減 新型コロナの影響

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新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、カンタス航空が輸送能力を23%削減する/Brendon Thorne/Getty Images

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、カンタス航空が輸送能力を23%削減する/Brendon Thorne/Getty Images

香港(CNN Business) 豪カンタス航空は10日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、今後半年間にわたり輸送能力を4分の1近く減らすなどのコスト節減措置を取ると発表した。

同航空はすでに減便を発表していたが、国際線の需要激減による打撃を緩和するため、さらに断固とした対応を決めたという。長期的な方針を示すことで、市場や消費者、従業員の先行き不透明感を打ち消す狙いもある。

削減幅は新型コロナウイルスの発生源とされるアジア路線が31%。米英路線の輸送能力も減らし、全体で23%減とする。

またジョイス最高経営責任者(CEO)は当面無報酬とし、ゴイダー会長は役員報酬を辞退。幹部らの報酬も3割削減する。

従業員とも給与カットの交渉を始め、有給、無給の休暇取得を促すという。

カンタス系列の格安航空会社、ジェットスターも国際線を大幅にカットする。

投資家は発表を歓迎し、シドニー株式市場では同日午後、カンタス株が7%上昇した。

同社は需要が回復すればこれらの措置を早めに打ち切る可能性もあるとしたうえで、今後の見通しは立たず、事態が悪化する恐れもあると指摘した。

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