NYダウ1294ポイント高、一日の上げ幅は過去最大

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2日の米株式市場は大幅反発。ダウ工業株平均は前日比1294ポイント(5.1%)高となった/Scott Heins/Getty Images

2日の米株式市場は大幅反発。ダウ工業株平均は前日比1294ポイント(5.1%)高となった/Scott Heins/Getty Images

ニューヨーク(CNN Business) 2日の米株式市場は大幅に反発し、ダウ工業株平均は前日比1294ポイント(5.1%)高となり、一日の上げ幅としては過去最大を記録した。

主要な株価指数は先週、ダウが12.4%、S&P総合500種が11.5%それぞれ下落するなど、2008年の金融危機以来最悪の水準となる大幅な下げを記録。先月27日のダウは前日比1191ポイント(4.4%)安となり、一日の下げ幅としては過去最大だった。

今月2日にはS&Pも4.6%高となり、18年12月以来の値上がり。ナスダック総合指数の終値も4.5%上昇した。

新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、投資家の間では主要な中央銀行による景気刺激策が取られるとの期待が拡大。売り注文に歯止めがかかった形だ。

日銀は「潤沢な資金供給」によって金融市場の安定を保つ意向を表明。英イングランド銀行も、英国経済の安定に向けて必要な措置を講じていく考えを示した。また米連邦準備制度理事会(FRB)に対しては利下げを予測する見方が出ている。

一方で経済協力開発機構(OECD)は2日、ウイルスの感染拡大が世界経済を著しく後退させかねないと警鐘を鳴らした。一部の投資家も、疫病の蔓延(まんえん)に対する金融政策の実効性には懐疑的で、ワクチンの開発といった対策の方を重要視する見解を示している。

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