履歴書は過去のもの? ネット時代の就職活動とは
発信する
採用活動の担当者や責任者はインターネットを注視して、候補者の技能や人物像の把握に努めている。
求職者に対し、特定分野への関わりや専門知識をアピールすることを期待しているのだ。
アンドルーズ氏は「専門分野の知見を自ら発信できる仕組みはたくさんある」と指摘。「自分が達成したことに言及するのも良いし、失敗談も興味深いものとなる」と語り、発信することの重要性を説く。
就職希望先の関係者に推薦してもらう
人脈作りは求職者にとって常に重要な武器であり続けてきた。オンライン化された今日の世界では時代遅れにも思えるかもしれないが、知り合いの推薦が持つ力を過小評価してはならない。
現役社員からの推薦は大きな重みを持つ。
米調査会社ガートナーの人事部門幹部、ブライアン・クロップ氏は「その企業で既に働いている推薦者を見つけるのは本当に重要なこと」と強調。企業はほとんどの場合、「推薦があれば確実に面接を行う」という姿勢だろうと指摘する。
出身校の卒業生ネットワークで積極的に活動したり、業界の会合に顔を出したりすれば、希望の分野や会社で働く人との出会いを円滑に進めることができそうだ。