ウーバー創業者、新たに取締役2人を駆け込み任命

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ニューヨーク(CNNMoney) 米配車サービス大手ウーバーで、相次ぐ不祥事の末に最高経営責任者(CEO)の座を追われた共同創業者のカラニック氏が、取締役2人の任命権を行使したことが1日までに分かった。

カラニック氏はウーバーの新たな取締役として、米ゼロックスのCEOだったウルスラ・バーンズ氏と米メリルリンチCEOを務めたジョン・セイン氏を任命。同社が株式公開の準備を進めるなかで、空席を埋めることが取締役会の利益になることは「間違いない」と述べた。

カラニック氏と対立するウーバー側は同氏の動きについて、全く予想していなかったと述べた。

同氏は6月にCEOから退いたが、取締役のポストにはとどまり、現行のルールの下であと2人の任命権を保持していた。

しかし、このルールは現在係争中。カラニック氏は今まで、法的手続きを尊重して任命権の行使を控えてきたとされる。

ところが最近、ウーバー側が同氏らの任命権を取り消し、コスロシャヒ新CEOの権限を強化するようなルール改正を提案したという。取締役会が3日にこの案の採決を予定していると知った同氏が、駆け込みで任命に踏み切ったとみられる。

取締役会の元メンバーは同日、ウーバーの社内政治に比べれば「トランプ政権のホワイトハウスもまともに見える」とツイートした。

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