トランプ次期米大統領、新型エアフォース・ワンの建造に異議

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新たな米大統領専用機、ロシアの航空会社へ納入予定だった機材を転用か

新たな米大統領専用機、ロシアの航空会社へ納入予定だった機材を転用か

ニューヨーク(CNNMoney) 米国のドナルド・トランプ次期大統領は6日、米航空大手ボーイングが建造予定の大統領専用機「エアフォース・ワン(747型機)」に40億ドル(約4560億円)以上のコストがかかっていると主張し、発注をキャンセルしたいと発言した。

トランプ氏は同日、ツイッターへの投稿で、「ボーイングは今後の大統領のために真新しい747エアフォース・ワンを建造しているが、コストが制御不能になって40億ドルを超えている。注文を取り消せ!」と書き込んだ。

この投稿について記者団に質問されたトランプ氏は、「同機は完全に制御不能だ。エアフォース・ワン計画のために40億ドル以上かかる」と述べた。

トランプ氏は、40億ドルを超えているとした根拠は明らかにしなかった。ボーイングでは、エアフォース・ワンの現在の契約は1億7000万ドル(約194億円)相当だと説明している。

同計画に詳しいボーイングの関係者によると、国防総省がまだ新型エアフォース・ワンの具体的な仕様を決めていないことから、同社も現時点ではコストの見積もりができない状況だという。空軍が発注したいのが2機なのか3機なのかさえはっきりしないとしている。

ホワイトハウスのアーネスト報道官はトランプ氏が言及した40億ドルという数字について、「ボーイングと国防総省との契約の実態を正確には反映していないようだ」と語った。

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