米で銃器類販売が急増、大統領選への思惑交錯し

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大統領選で争うクリントン氏(右)とトランプ氏。前者が勝利した場合銃規制が強まると予想されている

大統領選で争うクリントン氏(右)とトランプ氏。前者が勝利した場合銃規制が強まると予想されている

同社は今年の第3四半期の業績が非常に好調だった背景要因として、市場に投入した半自動式軍用ライフル銃「AR556」や小型の半自動式短銃「LCPⅡ」や同「LC9」などの新型モデルの効果に言及。これらの銃は近年人気を集めていた。小型短銃は隠しての携行に好都合なため護身用として重宝がられている。AR15などのいわゆる突撃ライフル銃も愛好者がより厳しい銃規制の実施を見越しての調達に動いたことから好調な売れ行きを示していた。

AR15は米国内で過去に起きた一部の銃乱射事件の凶器ともなっていた。2012年に米コネティカット州ニュートンの小学校で、今年6月に米フロリダ州オーランドの同性愛者向けナイトクラブ「パルス」で発生した銃乱射事件でも用いられていた。

銃愛好者や全米ライフル協会(NRA)は大統領選の投票結果だけではなく、今年2月に死去した米連邦最高裁判事のアントニン・スカリア氏の後任人事にも気をもんでいる。同氏は首都ワシントンで銃所持を認める判決に賛成票を投じる保守派として知られていた。次期大統領が同氏の後継者を決める予定となっている。

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