「資本主義」の信奉度、中国人76%で米国人上回る

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ピュー・リサーチの調査担当幹部は中国でこの種の調査を2002年に始めて以降、資本主義への広範な支持層が確認されていると指摘。中国は一貫して、資本主義崇拝の支持率が高い国の1つになっていると述べた。

この事実は、共産党統治下にある政権が過去10年、年率7%以上の経済成長率を維持する成果を挙げていることを考えれば驚きの材料とも評した。中国の経済自由化の施策は1970年代から始まっている。

中国と米国の比率は07年調査時と比べほぼ同一水準となっている。

調査結果によると、発展途上国では総じて経済や将来への展望が先進国より楽観的だった。欧州の一部諸国では極めて悲観的な見方が増えていることも判明。経済危機に陥ったスペインやギリシャでは国民の約半数が自由主義経済を目標とはもはや見なしていないことが判明した。

失業率が25%の高止まりを続けるスペインでは07年以降、資本主義への支持率の下落が最大幅となっている。金融危機や歩みが遅い景気回復が要因とみられる。

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