パリ(CNN) フランス・パリが7日、異例の大雪に見舞われ、観光名所のエッフェル塔が閉鎖された。市内では記録的な渋滞が発生して交通はまひ状態となり、身動きできなくなった通勤客らが避難所に身を寄せている。
エッフェル塔の公式ツイッターアカウントには、雪に覆われたパリの写真が掲載された。
凱旋門やテュイルリー庭園にも雪が降り積もり、パリ全域の道路で渋滞が発生。CNN系列局のBFMTVによると、6日夕刻には700キロに達する記録的な渋滞となり、公共交通機関もストップした。
内務省報道官によると、立ち往生した通勤客のため、各所に緊急避難所が開設された。市民に対しては、自家用車を使わないよう呼びかけているという。
6日夜にはホームレスの人たちのために46カ所の避難所が開設され、約1000人が滞在。鉄道の駅や空港にも数百人が身を寄せている。
一方で、パリ市内にあるサクレクール寺院近くの斜面などでは、スキーやスノーボードを楽しむ人たちもいた。
フランス気象当局によると、パリの積雪は最大で約15センチに達し、1987年以来の大雪となっている。
異例の大雪、スキーを楽しむ人も パリ