便の遅れに「大喜び」、空港で即興パーティー カナダ

ミュージシャンの演奏で空港ロビーがパーティー会場に早変わり

2017.11.22 Wed posted at 20:10 JST

(CNN) 便の出発の遅れといえば、普通は苛立ちの種になる。しかしカナダの空港で、乗客がこの時間を利用してパーティーを楽しむ一幕があった。

出張帰りの20日、トロント・ピアソン国際空港でニューファンドランド行きのウエストジェット便に乗る予定だったミシェル・フィルポットさん。空港に到着してゲート前で目にしたのは、楽しそうな乗客たちの姿だった。

ニューファンドランド出身のミュージシャン、ショーン・サリバンさんとシェルドン・ソーンヒルさんの2人がギターとアコーディオンを弾き、周りにいた乗客たちが音楽に合わせて歌ったり踊ったりしていた。

この即興パーティーにはあらゆる年齢の乗客が参加。中でも1人の少年は情熱的な歌声を披露して声援を浴びていた。

搭乗時刻になると、ミュージシャン2人は楽器を置いた。ところがパイロットの到着を待つため、出発が30分遅れるというアナウンスがあった。

「全員が大喜びだった。また楽器を取り出すと、歌と踊りを続けた」「ニューファンドランドの人たちは歌とダンスが大好き。私たちの文化の大きな一部だから」とフィルポットさんは話す。

演奏したサリバンさん(左)、ソーンヒルさんと並んで写真に収まるフィルポットさん

ニューファンドランド州の民謡「マーサおばさんの羊」という1曲では、歌詞に合わせて全員が手をたたきながらステップを踏み、「ハッピー、ハッピー、ハッピー」のフレーズを繰り返していた。

フィルポットさんはこの様子をビデオに収めてフェイスブックに投稿。ようやく搭乗が開始されるころには大反響を呼んでいた。

出発前の生演奏で大盛り上がり、カナダ

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