大統領府近くで車が連続爆発、死者19人 ソマリア首都

破壊された車両の近くに立つソマリア兵=28日、モガディシオ

2017.10.29 Sun posted at 09:43 JST

(CNN) アフリカ東部ソマリアの首都モガディシオの大統領府周辺で28日、爆発物を仕掛けた車2台が相次いで爆発し、少なくとも19人が死亡した。

地元警察幹部によると、大統領府に近いホテルの前で最初の爆発があり、直後に同じ地区でもう1台の車が爆発した。

さらにこの後、武装グループのメンバー少なくとも3人が突撃銃や機関銃を持ってホテルに立てこもり、銃撃戦が起きた。

同幹部らによれば、死者の中には元国会議員や地方政府幹部、警官1人も含まれていた。負傷者は40人以上に上った。

現場からの映像にはがれきの山や、金属の塊と化した車が映っている。

焼けた車両の周囲に集まった人々=15日

ソマリアに拠点を置く国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「シャバブ」が、同組織系のウェブサイト上で犯行声明を出した。

モガディシオでは近年、シャバブによる車爆弾テロなどの暴力が続発している。

14日には史上最悪の規模とされる連続爆弾テロが発生し、情報省によると少なくとも277人が死亡。負傷者約300人のうち40人は重傷のためトルコへ搬送された。

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