留守宅の冷蔵庫にも食品を直送、ウォルマートが試験サービス

ウォルマートが留守宅の冷蔵庫に食品を直接配達するサービスを開始した

2017.09.25 Mon posted at 16:07 JST

ニューヨーク(CNNMoney) 米小売り大手ウォルマートは25日までに、配達員が客の留守宅に入って冷蔵庫に食品を入れてくれるという新しい配送サービスの実験に乗り出したことを明らかにした。

この冷蔵庫直配サービスでは、配送員の様子は自宅に設置したカメラに映し出され、客のスマートフォンで確認できる。

サービスはスマートセキュリティーを手がける「オーガスト」と組んで展開。同社はシリコンバレーで会員登録を募っている。

ウォルマートのウェブサイトから客が注文した商品は、当日配送の新興企業「デリブ」が配達する。

客の自宅の呼び鈴を押しても応答がない場合、デリブの配達員がオーガストからワンタイムのパスコードを受け取って番号を入力し、玄関を開錠できる仕組み。客からは事前に承諾を得る。配送を終えて配達員が退出すると、玄関は自動的に施錠される。

自宅の呼び鈴が鳴ると、客のスマートフォンに通知が届き、自宅のカメラを通して配送の様子を確認できる。デリブの配達員はカメラで監視されていることを認識しているという。

買い物へ行く暇もないほど忙しい消費者にとって、こうしたサービスは歓迎されるかもしれない。一方で、留守中に他人が自宅に入って冷蔵庫や冷凍庫を開けるなんて気味が悪いと感じる人もいるかもしれない。

ウォルマートも、このサービスは万人向けではないかもしれないとの考えで、現時点で全米展開は計画していないという。

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