米、フーシへの攻撃を停止 トランプ氏「船舶襲撃止めると約束」
(CNN) トランプ米大統領は6日、イエメンの反政府武装組織フーシが紅海周辺を航行する民間船舶への攻撃を止めると約束したとして、フーシへの攻撃を停止すると明らかにした。
イランを後ろ盾とするフーシによる貿易航路妨害への対応措置として、米軍は3月中旬以降、フーシを攻撃してきた。トランプ氏は「フーシは降伏した。今後、船舶を攻撃しないと言っており、その言葉を信用する」と述べた。
国防当局者はCNNに、米軍が5日夜にフーシへの攻撃を中止するよう指示を受けたことを確認した。
フーシは4日に弾道ミサイルでイスラエル・テルアビブ近郊のベングリオン空港を攻撃した。これを受けてイスラエルは今週、イエメンを報復攻撃している。
情報筋によると、ここ数日、オマーンを交えて米国とフーシの間で協議が活発に行われていた。米国とフーシが互いに攻撃を停止するとの申し合わせは米国とイランの核協議の機運を高めることを狙っている。4回目となる核協議がいつ開催されるのかは不明。
トランプ氏によると、国家安全保障担当の大統領補佐官を兼任するルビオ国務長官にフーシとの攻撃停止の申し合わせを「周知する」よう指示した。申し合わせについてルビオ氏は「重要な進展」だと述べた。