ビットコインで買える新築マンション、ドバイに登場

ドバイの新築マンション150戸がビットコイン建てで購入可能に

2017.09.07 Thu posted at 14:05 JST

ドバイ(CNNMoney) アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで7日までに、新築マンション150戸がビットコイン建てで売りに出された。

ワンルームなら1戸の価格は30ビットコイン、1ベッドルームの部屋なら50ビットコインだが、価格はドルに連動して変わる可能性がある。現在の相場で1ビットコインは約4600ドル(約50万円)。購入はインターネットで申し込める。

英国のランジェリー業者でこのプロジェクトのパートナーであるミシェル・モン氏はCNNMoneyに対し「ビットコインの世界にチャンスを与えたい」と語った。「ビットコインのユーザーにとっては、ビットコインで家を買ういい方法だ」

この開発物件「アストン・プラザ・アンド・レジデンシズ」は2棟のタワーマンションと水泳施設、屋外映画館とショッピングモールから構成される。マンションをビットコインで購入した場合、内装の費用もビットコインで支払うことになる。

もっともモン氏は、代金として得たビットコインを手元に残す気はないという。

「私たちは為替取引のビジネスをやっているのではなく開発業者だ。ビットコインで物件が売れたら、私たちはすぐにドルに両替する。そうすれば開発業者側のリスクは全くない」とモン氏は言う。

決済の処理はビットコインの支払いサービスを提供しているビット・ペイ社が行うという。

経済の崩壊にあえぐジンバブエでビットコインの需要が急騰

開発されるタワーマンションのうち、432戸はすでに通常の通貨での売買契約が成立した。完成は2019年9月を予定している。

売り出される戸数は合計で1130戸。ビットコインユーザー向けには今回150戸が販売されたが、仮想通貨による購入は引き続き可能となる見通しだという。

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